師匠として指導を仰ぐことになったのは、誰でもない、弟の浩二君でした。 一台のトラックに2人が一緒に乗って各現場へ出かけて配管工事をしてくるわけです。 毎日の繰り返しが続いて最初の夏が終わる頃には、なんと、体重が7キロも減ってしまっていました。

現在工事部長をしています、弟の浩二君は、大学を卒業して大垣市内のHO設備㈱へ入社しました。 その会社では、下水道の宅内配管切り替え工事を担当したり、住宅の新築工事に伴い水道配管の工事を担当していました。 私より一足早く、わが社へ戻って一人で水道工事を担当していましたので、私が今から、勉強をしようとする工事を、すでに一通りマスターした立場でした。

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熱い夏の炎天下では、 「やはり、暑くてキツイ、なるほど3Kの仕事だ。」 と実感をしました。 お蔭で体重も減るはずです。 道具も使い慣れてきて、やがて一人で現場を担当することになるのでした。  結果として水道工事を一人で最初から、最後までをやり遂げてみて、 「これが水道の配管工事なんだ。」 と実感をしたものです。  とりわけ、一番緊張するのは、新築の配管工事が、終了していよいよ水を流してみるときに、どうなるか? そのときの緊張感は、複雑な気持ちです。

つづきは、次回へ。